晴鉄雨読

晴れの日以外はカメラを握らず。雨なら家で読書をば

なんか、いい駅、こんな駅 その1 美袋駅

「昭和感」を全面に押し出して頑張ろう!というのがこの駅を存続させている団体のモットーらしい。実際、自動改札以外は本当に令和にあるような代物ではないのだが、、、イルミネーションのない時期に来たいなぁというのが本当のところである

ただ、雨上がりの美袋駅を照らす煌びやかなイルミネーションを撮るのもまた一興。虫だらけの夏に来るよりかはこういう冬の時期に来た方がなんだかんだ言ってオトク感のようなものを感じるものだ

欲を言えばシルエット形式で人の流れを写すのも良いかな(プライバシー配慮を考えると顔や服装などをすべて隠すことのできる自然のモザイクとして最も好適なのはシルエットにすることだと思っています)と思っていたものの、残念ながら私の撮影した列車からは誰一人降りず。。

なんだか寂しいなぁと思いながら、せめてもの励ましの意を込めて気合の30秒露光で駅舎全体を撮る事にした

でもやっぱり、人の動きがあったほうが「駅」って感じがするなぁ。。と我儘を言いながら美袋の駅にしばしの別れを告げることに。駅舎が残っていたらまた来ようじゃあないか

帰りの列車を待つのも私一人だけ。夜から岡山へ出るなんて野暮ったいことをするのは他所から来た人間くらいのものだ。と誰もいない駅で一人待合椅子に座って思う

程なくして列車がやって来た。待つ間にもずいぶんと私を冷やしてくれた木製の椅子を入れて撮る。岡山とはいえ山間部の夜の寒さはなかなかに応えた。