晴鉄雨読

晴れの日以外はカメラを握らず。雨なら家で読書をば

33. ローカル線の効用

2023.08.04 上総村上駅

「ブーーーーーッ」という警報音が鳴るとそろそろ列車が来る合図。構内踏切に「れっしゃにちゅうい!」という表示が光る

当たり前だがよく私が使っている品川駅や新宿駅にはこういった標識はないし、設備もない。みんなエスカレーターを駆け下り、階段を駆け上がり、やっとの思いで15両の列車に乗って各々の家路につく

毎日こんなのを見て、実際にやっている身からすれば慣れてしまってそれが普通のことだと思うようになるのだが、やはり毎日毎日せわしない人の波に揉まれるのは気疲れしてしまう。そんなときにふとこういうローカル線に乗ってゆっくりと流れる景色や時間に酔いしれたくなる

実際私はローカル線が特段好きだとかそういうことではないけれども、ゆっくりと時間が流れる駅で過ごす時間は何にも替えがたい価値がある。

懐かしアイテム、懐かしいにおい、その中でゆっくり流れる時間。たまにはそういうものに囲まれて過ごすのもいいもんだ