晴鉄雨読

晴れの日以外はカメラを握らず。雨なら家で読書をば

沿線描画 その3 冬の知らせ

伯備線沿線

年末の墓参りの仏花といえばナンテン。都市から離れた地域では大規模墓地を建設するというよりかは集落ごとに小さな墓地群のようなものを建設する傾向がよく見られる

伯備線でもその傾向があるのは言うまでもない。特に総社以北はその傾向が特に顕著に表れる区間といってもよいだろう。小さな祠や古い納屋、そして小さな墓地群などなど...そういったものを見るとなんだか得も言われぬ懐かしさを感じるものである

写真のナンテンも墓地のすぐそばで実をつけていたもの。おそらく仏花から落ちたナンテンの実が育ったものだろう。冬になり、ちょうど傍の墓の仏花と同じ実をつけていた

青い空と赤いナンテンの実の美しいコントラストによく似合う「ゆったりやくも」色の特急車両を入れて一枚。