晴鉄雨読

晴れの日以外はカメラを握らず。雨なら家で読書をば

15.わすれもの

2023.04.16 

晴れてねぇじゃねぇか!と思われても仕方がない。だって夜だもの

まぁそんな話は横に置いておいて

1週間ほど前に鶴見線にフラっと乗りに行ったときのこと。

ただ乗っているだけなのに窓の外を見るとよく見るとずいぶんと雰囲気のある駅や沿線の風景が目に留まる。もしかしたら鶴見線も面白いかもしれない

そう思いすぐにまた鶴見線に来ようと思ったのだ。とはいえ1週間も経ってしまったのだが

ただ、鶴見線は私の思っていた通りというか予想以上に沿線の風景は多彩で面白く何度行っても飽きなさそうな路線であった。一見するとみな同じような駅、同じような改札、同じようなホームに見えるのだがよく見ると実はかなり面白い

この鶴見小野駅もそうだ。乗っている電車の中からでは窺い知ることはできなかったが駅に降り立ってみると昔の有人改札の跡があった

今はもう簡易改札に取って代わられ、駅は無人駅になってしまったが賑わいはいまだ健在のよう。ひとたび列車が到着すれば次々改札を人が抜けていく

そんな中、まるで忘れ物のように掲げられた「扇町・海芝浦・大川方面」の看板と有人改札のラッチ跡だけが今日までの鶴見小野駅の歴史を物語っていた。

こんな風景も列車を降りなければ見ることはできない。素敵な風景に出会えるのならば多少運賃が高くなってでも途中下車の旅はやめられないのだと再び思わされた